睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS サス)の主な原因

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の病態の多くは、空気の通り道(気道)が塞がる又は狭くなることによって起こる、閉塞型無呼吸症候群です。
空気の通り道である気道が狭くなると「いびき」になり、さらに気道が閉じることで呼吸が止まります。

 

なぜ気道が狭くなるのか?

誰でも、仰向けで眠っているときは起きているときより気道がせまくなります。 これは、睡眠という状態では筋肉がゆるみ、舌や軟口蓋が重力に引っ張られて沈むためです。

  1. 筋力の低下(加齢)
  2. 舌が重い(肥満)
  3. 顎が後退している
  4. 軟口蓋が長い(形態的問題)
  5. 扁桃腺肥大(喉の扁桃腺が異常に肥大した状態)
  6. 鼻中隔彎曲症(2つの鼻孔とそれに続く鼻腔の仕切りとなっている鼻中隔が曲がっている状態)

と、いったことでも気道が狭くなったり、塞がってしまいます。また、口呼吸になっていると舌が落ち込みやすくなります。

最も多いのは肥満ですが、太っていないから大丈夫というわけではありません。
痩せていても、あごの骨格の小さい人は元々上気道が狭いため、いびきをかきやすく呼吸が止まりやすいのです。

 

健常者の気道 SAS患者さんの気道閉鎖
健常者の気道
睡眠中は圧力により、軟口蓋、舌根、咽頭蓋がさがり、
気道は狭くなります。
SAS患者さんの気道閉鎖
鼻や喉に何らかの異常があると、慢性的に気道が狭くなり、
時には気道が塞がり呼吸ができなくなります。